比較は、スペックから共感の時代へ


人が物を買うかどうか悩んだ時に何を判断材料にしているか、

というお話です。


ひと昔前は「スペック」が判断材料だと言われていました。

スペックとは、性能だったり、容量だったり、大きさ、価格という数字で表現できるものを言います。

こっちの方が量が多いな、とか

こっちの方がちょっと安いな、とかですね。


でも今ってどうでしょ。

例えば、電化製品買うのに性能、容量、大きさ、価格ってそんなに大差ないですよね。

居酒屋行くのにも、だいたいどこに行っても、だいたい味もサービスも価格も似通ってますよね。


つまり、豊かな日本において、どの業界も今まで切磋琢磨して努力した結果

技術的にはかなり極まったレベルまで来ているということです。


つまり、スペックで差が出せない時代なんですね。


どこもだいたい同じような製品なら、じゃぁ現代人は何を購買の判断材料にするようになったか。



それが、「共感」だと言われています。



「共感」もっと言うと「人」ですね。

「どこで買うか」ではなく「誰から買うか」ということです。

その、「あなたから買いたい」と考えていただくために「共感」が必要なんですね。

※あくまでスペックが同等という前提です。


そして、「共感」を得るためのキーワードは『自己開示』です。


自己開示とは

あなたはどんな人で、どんな考え方で、どんな趣味があって、どんな悩みがあって、どんな夢があるのか

こういうパーソナル(人間味)のある発信のことです。


ビジネスの一環でSNSをやるにも、

あなたがいくら売上を上げたいからといって商品の投稿、セールスの投稿ばかりアップしても

おそらく望んだ結果にはならないでしょう。

「またこの人、自分の商品を売りつけようとしているよ」って敬遠されるのがオチです。


なのでセールスしたい気持ちをグっと抑えて、自分という人間を発信する。

自分という人間に興味を持ってもらうことができれば、

商品が必要になった時に、真っ先に思い出してもらえ、

「他でもないあなたから」商品を購入しようとしてくれるようになります。