カグラオーナーのフランス滞在記 11  フランス生活最大のピンチ!絶体絶命編


 

パリにいた時に知り合いになった

日本人がいたんです。

  

 

彼は僕に  

 

 

「観光ビザの延長」 

   

 

の裏技を話してくれました。  

 

 

それは1度フランスをでて、

再入国するというもの。 

 

再入国すると

観光ビザの期限はリセットされて 

新たに3カ月が付与されると。 

 

 

僕、この話を覚えていました。 

 

でも

肝心なポイントは忘れていました。 

 

 

『今持っている観光ビザが

期限内なら』 

ということを。 

 

  

 

ビザなしで

今までやってこれましたが 

 

明日(今日かも)警察の職務質問を

受ける可能性は否定できないです。  

 

見つかれば強制送還。 

働かせてくれているレストランにも

迷惑がかかります。

 

 

なのでビザはあった方がいい。

(当たり前) 

   

 

そこで、ヴァカンス(夏休み)を利用してスペインに行こうと思いました。 

(ナルボンヌはスペインに近い) 

 

  

だけどスペイン観光はする気がなく

トンボ帰りで

ナルボンヌに帰って来ようと。 

  

 

単純な思考回路なもんで、

これで3ヶ月は安全だと思い 

 

さっそく

国境越えしてスペインに行くバスに

乗り込みました。 

 

  

この時点では

フランス生活に支障はなく  

ピクニック気分で

気楽に乗り込んだんです。 

 

むしろどんな問題が起きようと 

 

俺なら大丈夫!   

 

とタカをくくって

余裕しゃくしゃくでした。 

 

 

動き出したバスの車窓から

ナルボンヌの景色を眺めつつ 

物思いにふけっていたんです。 

 

 

そしたらバスの進行方向に  

 

 

この時の僕が1番関わってはいけない 

あの車が2台、止まってるんです。

   

 

 

 

パトカーです。 

 

  

 

道の両サイドに止めてます。

警察官も立っています。 

 

 

僕は、 

 

 

マジかよ。。。 

 

いやいや、 

まだ事故処理の可能性がある。 

しれっと

通り過ぎるだけかもしれない。 

 

 

 

ところが警察官、 

 

警棒をだして

バスに止まるように指示。 

 

 

 

「いやいやまだ分からない」 

「この先でなにかあって

注意喚起に来たのかもしれない」 

 

 

 

期待は間違いでした。

 

 

フランス国境警察の検問でした。 

 

 

  

僕は

バスの最後尾に座っていました。 

  

 

前の入口から警察官が2人乗車し 

乗客に何かを言ってます。

(理解できませんでした)

   

 

そして最前列の人から

パスポートチェックを始めました。

 

  

 

僕の観光ビザは

1年以上前に切れてます。 

 

 

 

「終わった。。。。」 

 

 

 

もはや絶体絶命というか 

 

完全にアウトー!

 

  

 

 つづく